自分の場合、Acrobat9.4.6では手差しの場合に複数枚数印刷できないと
いう不具合があるのでGUIScriptingで印刷させることにトライしました。
キータイプを指示する簡単な構文をAppleScritptで書いています。
ページ設定ウインドウ、プリントウインドウがbounds命令では指示できない
ウインドウ(フロート)であることで少し悩みましたが、
呼び出すたびに同じ位置にあるのでこの構文を使ってみて、支障がないようです。
図1
cliclickを使ってのGUIScripting
AppleScript SystemEvents cliclickで印刷のウインドウをクリックするという
単純な構文ですが、反応を待つ時間をどのくらいにしたらいいのかが
なかなかわからず困りました。
図2
ページ設定ウインドウ
図では用紙サイズが「はがき」になっています。
直前に設定した用紙サイズを記憶しているせいで、実際にははがきとは限りません。
図3
ページ設定/用紙サイズのウインドウ
最悪の場合を想定し、「はがき」を選択するためには「表紙A4」が
選択していると考えて、最上段の「11×15”」まで行ってから、
再び下がってくるという風にしました。ちょっと面倒ですがやむを得ません。
このウインドウでは手差しを選択する必要があります。
その前に、現在は印刷されるはがきがプレビューされていますが、
時として、白紙になる場合がありますのでそのエラーを防ぐために
いったんラジオボタン「すべて」をクリックしなければなりません。
その後「現在の印刷範囲」のラジオボタンを再度クリックする必要があります。
図6
給紙選択画面(ポップアップ)
こちらも直近の設定を記憶していますので、エラーが起きたことを考えなければなりません。
図7
印刷トレイ選択画面
こちらは、最上段を選択してあると考えて最下段まで移動するようにします。
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指示/選択するたびにウインドウの大きさが変わるので
そのたびにUIElementInspectorで調べるのが、ちょっと厄介だと感じますが、
一度構文を書けば繰り返し使えます。最初はちょっと手間ですが、便利な機能だと言えます。
アクロバットに原因があるのか、ゼロックスのドライバーに原因があるのか、
または、MacOSの問題なのかはわかりませんが、複数枚数が印刷できないのは困ったことです。
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